個人的に「また奈良県でいじめか」と思う。

ネット上に下記Tweetを見つける。
【中2年女子いじめ事件】奈良県桜井市立桜井中学校で下校時に6人に待ち伏せされ殴る蹴るの暴行!いじめは1年間継続していた。「学校や親に話したら、田んぼに顔を突っ込んでやる!」犯人を実名で暴け!


奈良県では、過去記事として下記を書いている。
桜井市立中学2年の女子生徒いじめ 対応まで1年/奈良県
 http://gfrsk.doorblog.jp/archives/12455381.html
奈良県桜井市いじめ(集団暴行) 加害者が口だけで詫びても加害者の「心の傷」は癒えない
 http://gfrsk.doorblog.jp/archives/14057359.html
桜井市 市立中学いじめ 加害者1人を書類送検、3人を児相に通告/奈良県
 http://gfrsk.doorblog.jp/archives//16825203.html

桜井市 市立中学校のいじめ事件、これも卑劣だった。



今回のいじめ事件は、奈良教育大附属小学校でのこと。

いじめの被害者は担任に相談したのにも関わらず、担任のところでその話が止まり校長へ報告が行ってなかったという。
いじめは担任に相談後も続き、その後被害者は転校。

奈良教育大附属小学校の怠慢とひと言では片付けることは出来ないだろう。
いじめ加害者はその後どうなったんだろう?

学校側の見苦しい釈明を見ているとガックリくる。
だったら、いじめが分かった時点で適切に対応していれば良いものを。
今更感は拭えない。


いじめを放置した担任は、口頭処分で終わるのか。
処分軽いな。

事後報告だろうが、担任は坂下伸一副校長へ報告している。
だが坂下伸一副校長は、いじめと認識していなかったとのこと。
報告を受けた坂下伸一副校長は校長へ報告していない。
そんな坂下伸一副校長への処分は無いのだろうか。

事なかれ主義の「お役所仕事だな」と思う。

いじめが社会問題になる昨今、こんな対応でいいのだろうか。

教師をはじめ、教育現場(学校)、教育委員会ほか一体に「いじめ撲滅」へ向けて動かなければいけないだろう。

いじめ事件で納得できるものなどひとつとして無いが、奈良教育大附属小学校いじめ事件。
非常に残念な学校での事件、残念な対応だ。

もっと被害者の心情をくみ取り、早期に動けなかったのだろうか。

いじめ被害者のお母さんが憤るのも当たり前。

学校がこんな対応では、子どもを安心して預けるわけにもいかないだろう。





いじめ放置:被害者の国立大付属小6年男子が転校…奈良

 奈良市の奈良教育大付属小学校で、6年生男子児童(11)の両親が同級生によるいじめ行為を担任教諭に相談したが学校側が対処せず、転校を余儀なくされていたことが大学などへの取材で分かった。男児は同級生から「死ね」と言われたり暴行を受けたりしていたが、担任が校長らに報告していなかった。調査した大学はいじめと認定し、国立大を所管する文部科学省は大学側に再発防止策を求めている。

 大学や関係者によると、男児は5年生だった11年4月ごろから、教室や廊下で同級生の男児3人から「死ね」「キモい」などの言葉を浴びせられた。また、小突かれたり蹴られたりする暴行も受けるようになった。階段から突き落とされ、あざができたこともあった。

 男児の両親は同年末、担任に同級生らへの指導と改善を求めたが同級生に口頭で注意しただけで、校長や上部組織の大学側に報告しなかった。昨年4月になってもいじめが止まらず、両親らは男児を市立小に転校させた。

 両親らは同月、文科省に電話でいじめの被害を訴えた。文科省から問い合わせを受けた大学が聞き取り調査をし、「男児へのいじめがあり、学校の対応に不備があった」と認定、男児と両親に謝罪した。

 男児は転校後も心理カウンセリングを受け、今年1月、「重度ストレス反応」と診断された。母親(48)は「学校がいじめを放置したから息子は心に深い傷を負った」と憤っている。

 国立大付属小は全国に74校ある。文科省によると、11年度に国立大付属小でのいじめは297件認知されており、当事者の児童が転校したのは1件(今回とは別)あるという。

 文科省大学振興課は「こういうことが二度と起きないよう再発防止策を講じてほしい」としている。奈良教育大総務企画課は「担任が学校か大学に相談していれば、クラス替えなどで改善できる可能性もあった。児童の将来にかかわることなので、もっと注意して対応したい」と話している。

毎日新聞 2013年02月01日 15時00分



「死ね」「キモい」いじめ被害で男児転校、小学校「対応が不十分」と謝罪 奈良

 奈良市の奈良教育大付属小学校で、6年の男子児童(11)が同級生からいじめを受け、転校を余儀なくされたことが1日、分かった。日常的に暴言や暴行を受けており、担任の男性教諭も把握していたが、校長らに報告していなかった。同校は同日に記者会見を開き、いじめへの対応が不十分だったなどとして謝罪した。

 同校によると、男子児童は5年生だった平成23年10月ごろから、同級生4人から「死ね」「キモい」などの暴言を浴びせられ、廊下や階段で足を引っかけられて転びそうになったり、腕をつねられたりしていた。

 教諭は同11月、男子児童の両親から直接メールで相談を受け、被害を把握していたが、4人を口頭で注意するにとどめ、校長らには報告していなかった。

 口頭注意の後もいじめは続き、男子児童は昨年4月、市立小学校への転校を余儀なくされた。両親は被害を文科省に相談。文科省からの問い合わせを受けた同校と奈良教育大が調査し、いじめがあったことを確認した。

 調査に対し、教諭は「いじめとの意識がなく、自分で解決できると思った」と説明。同級生4人が「おもしろいと思ってやった」と話しているという。男子児童は臨床心理士によるカウンセリングを受けた。

 この日の会見で、平賀章三校長は「学校として、いじめへの対応や認識が不十分だった」と謝罪し、「教員会議で情報共有するなど、再発防止策を徹底したい」と話した。

crm13020122270029-n1









記者会見で謝罪する奈良教育大付属小の平賀章三校長(左)と坂下伸一副校長=1日午後、奈良市

2013.2.1 22:25 産経ニュース



奈良いじめ:学校側の把握は転校直前

 奈良市の奈良教育大付属小学校で6年生の男子児童(11)がいじめを理由に転校した問題で、平賀章三校長が1日、大学で記者会見し、学校側が男児へのいじめを把握したのは昨年4月で、転校直前だったことを明らかにした。男児の両親の相談を受けた文部科学省が大学に問い合わせたことがきっかけという。

 男児の両親は11年11月から担任にメールで被害を訴えていたが、担任は「生徒同士のトラブル」として、5カ月にわたり上司に詳細な報告をしていなかった。平賀校長は「このような事態になったことをおわびしたい」と謝罪した。担任の処分を検討するという。

毎日新聞 2013年02月01日 22時44分



いじめ対応不備、小6男児が転校 奈良教育大付属小

奈良市の奈良教育大付属小で、同級生からいじめを受けた6年生の男子児童(11)が、担任の50代の男性教諭に相談したが学校が十分に対処せず、転校していたことが2日までに、学校への取材で分かった。

 同校は記者会見し、男児が5年生だった2011年度の2~3学期に、男児に対して「死ね」といった暴言や、階段から突き落とすなどの暴行があったことを認め、「担任も管理職もいじめに対する意識が不十分で、対応に不備があった」と謝罪した。

 学校によると、男児の保護者からの相談は11年11月から何度も担任に寄せられ、担任は同級生に口頭で指導していたが、いじめと認識していなかった。男児は昨年4月に市立小に転校した。

 坂下伸一副校長は「学校の対応に大きな問題があった。おわびしかない」と話した。〔共同〕

2013/2/2 11:36 日本経済新聞



いじめ対応遅れ児童転校…奈良教育大付属小

 奈良市の奈良教育大付属小学校で2011年秋、5年生だった男子児童(11)が同級生からいじめを受け、保護者が担任の男性教諭に相談したのに、担任は同級生らを口頭で注意しただけで、校長らへの報告も怠っていたことがわかった。いじめは相談後も続き、児童は6年生になって転校を余儀なくされたという。同校は対応の遅れを認めて児童、保護者に謝罪し、担任を近く口頭注意とする方針。

 同校によると、児童は同級生の男児4人から「死ね」「キモい」と言われたり、あざになるほど腕をつねられたりし、階段から突き落とされたこともあった。

 保護者は同年11月以降、計6回担任に相談。担任はその都度4人を注意したが、副校長への報告は相談が続いた昨年2月になってからで、「子ども間のトラブルで保護者と話をしている」という内容だった。校長や大学には報告されなかった。

 児童は進級した直後の昨年4月に転校。保護者の訴えを聞いた文部科学省からの問い合わせで同校がいじめと確認した。校内の調査に対して担任は「深刻ないじめと思わず、自分で解決できると思っていた」と釈明し、副校長はいじめと認識していなかったという。

(2013年2月2日 読売新聞)



奈良教育大付属小いじめ転校で説明会 相談窓口設置を検討

 奈良市の奈良教育大付属小学校で、6年の男子児童(11)がいじめを苦に転校していた問題を受け、同校は2日、全校生徒の保護者説明会を開いた。学校側は「対応に不十分な点があった」と謝罪し、保護者からは「相談窓口を設けてほしい」などの意見が出されたという。

 同校によると説明会には保護者約400人が出席。平賀章三校長や奈良教育大の玉村公二彦・付属学校部長らが、いじめを受けた被害児童が転校を余儀なくされた経緯や学校側の対応、今後の再発防止対策などについて説明した。

 冒頭、平賀校長は「担任の指導や被害相談の対応に不十分な点があった」と謝罪し、いじめや問題行動が他になかったか、今後もアンケートなどによる調査を実施する方針を示した。

 また、スクールカウンセラーの常駐など相談窓口の設置も検討するとした。参加した6年生の男子児童の父親(48)は「学校側はいじめが社会問題になっているとの危機感を持って、子供たちの訴えに真剣に向き合ってほしい」と話していた。

2013.2.3 02:09 産経ニュース



いじめ対応遅れ謝罪…奈良教育大付属小

 奈良市の奈良教育大付属小学校で2011年秋、5年生だった男子児童(11)がいじめを受けて転校した問題で、同校は2日、保護者説明会を開き、いじめがあったことや対応が遅れたことなどを認め、謝罪した。

 説明会は非公開。終了後に記者会見した平賀章三校長らによると、いじめの実態や、男子児童の保護者との話し合いの経過などを約1時間半にわたって報告し、平賀校長が「被害児童に精神的な苦痛、保護者に心労を与えたことをおわびします」と話したという。

 4年生の子どもが通う父親(41)は「いじめはどこでも起こりうる問題。学校には、きちんと対応してほしい」と話していた。

(2013年2月3日 読売新聞)