桐生の小6女児自殺:いじめ損賠訴訟 前橋の病院で担任証人尋問 /群馬


 桐生市立新里東小6年の上村明子さん(当時12歳)が2010年10月に自殺したのは、学校側がいじめに適切に対応しなかったためとして両親が市と県を相手取り計3200万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、明子さんの6年時の担任教諭の証人尋問が27日、前橋市内の病院であった。

 教諭の体調を考慮したもので尋問は非公開。原告の代理人によると、尋問には裁判官3人と原告、被告の代理人らが病院を訪れ同日午後、約2時間にわたり行われた。内容は明らかにしていない。

 6年時の担任教諭の尋問を巡っては、原告側が明子さんのクラスでの様子を知るために証人尋問の実施を要望。被告側は教諭の体調面などを考慮し「尋問は不要」と主張して、これまで実施の可否は留保とされていた。

 同日午前の進行協議では、今後の日程も決まり、12月6日に結審、判決は来年3月14日に言い渡される予定になった。

毎日新聞 2013年09月28日 地方版

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同級生側がいじめ否定 桐生の小6女児自殺の裁判で 前橋地裁桐生支部

 平成22年に自殺した群馬県桐生市の小学6年上村明子さん=当時(12)=の母親が、自殺直前まで上村さんが同級生の少女からいじめを受けていたとして、少女とその母親に慰謝料など330万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、前橋地裁桐生支部(島田尚登裁判官)であり、少女側はいじめの事実はないとして請求棄却を求めた。

 訴状によると、上村さんは小学4年だった20年に桐生市立新里東小に転校。以降約2年間にわたり、少女を中心とした複数の同級生に「臭い」「きもい」「学校に来るな」などの悪口を言われるなどして精神的苦痛を受けたとしている。上村さんは22年10月に自宅で首をつって自殺した。

 上村さんの母親らは、学校の対応が不適切だったとして、市や県に3200万円の損害賠償を求める訴訟も起こし、前橋地裁で係争中。

2013.10.4 18:07 産経ニュース

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桐生の小6女児自殺:いじめ損賠訴訟 元同級生側、争う姿勢示す /群馬

 2010年10月に自殺した桐生市立新里東小6年の上村明子さん(当時12歳)の母親が、いじめの中心だったとされる元同級生とその母親を相手取り330万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、前橋地裁桐生支部(島田尚登裁判官)であった。元同級生側は請求棄却を求め争う姿勢を示した。

 訴状によると、明子さんは08年10月に同小へ転入後、元同級生らから約2年にわたり「きもい」「近寄るな」など言葉によるいじめを受け、精神的に追い詰められ、10年10月23日、当時住んでいた桐生市内の自宅で自殺した。元同級生側は「いじめの事実はなかった」と主張している。

 明子さんの両親は市や県に3200万円の損害賠償を求める訴訟も起こしており、現在も前橋地裁で係争中。

毎日新聞 2013年10月05日 地方版